志免町議会 > 2008-03-12 >
03月12日-04号

  • "シェルター"(/)
ツイート シェア
  1. 志免町議会 2008-03-12
    03月12日-04号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    平成20年第1回 3月定例会1 議 事 日 程(第4号)   (平成20年第1回志免町議会定例会)                               平成20年3月12日                               午 前 10 時 開議                               於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手9西 川 蓉 子1.下水処理問題について桜丘団地終末処理場について。  桜丘団地終末処理場の施設及び料金問題について。  ①一般住民桜丘団地住民の水道料金に対する下水道料金の比率と内訳について。  ②なぜ、料金に格差が生じているのか。  ③桜丘団地住民の使用料金で、年間の維持管理はできているのか。  ④終末処理場は、昭和49年から稼動し老朽化していることから、機能の低下が懸念されるが、環境衛生上などの問題はないのか。  ⑤すでに桜丘処理場近くまで、一般下水道管は整備されていると聞いているが、接続しないのはなぜか。  ⑥他の団地の終末処理場の接続は、どうなっているのか。  ⑦1日も早く一般下水道に接続し、料金の格差を是正するべきであるが、どのように思われますか。町長 副町長2.町有財産の管理について町有地(端土地)の現状について。  無断使用の改善はされたのか。  ①無断使用は改善されたのか。  ②無断使用者に対して、どのような指導をされたのか。  ③管理上問題はないのか。町長 副町長3.中学校の現状について志免中学校・志免東中学校の問題点について。  教え学ぶ環境の充実について。  ①教師と生徒の信頼関係は保たれているのか。  ②教師及び生徒の現状について。  ③問題行動をおこした生徒の対応について。教育長10末 藤 省 三1.健康について医療対策について。  ①メタボリックシンドロームの対応と対策。
     ②ペナルティによる保険料金の引き上げ率と対策。  ③後期高齢者終末期医療対策及び療養病床削減対策保険料値上げはやめよ。  ④脳脊髄液減少症対策。  ⑤肝炎ウイルス治療費助成は、どうなっているのか。  ⑥新型インフルエンザ対策とマニュアル本配布及び町民への徹底。町長 担当課長2.増税について森林環境税導入について。  ①個人から税をとる前に森林を荒廃させてきた経過と、国・県の責任と対策。  ②地球温暖化の防止策と対応。  ③地域推進計画。(志免町の数値目標)町長 担当課長3.地球温暖化対策について地球温暖化への認識と対策について。  ①CO2削減の志免町の数値目標と対策。  ②京都議定書による実行計画の策定。   (具体的に何を運動にするのか)  ③中越地震にみる原発震災の認識について。  ④玄海原発のプルサーマル導入の認識。町長 担当課長2 出席議員は次のとおりである(16名)  1番  堤   久美子            2番  大 熊 則 雄  3番  助 村 千代子            4番  丸 山 真智子  5番  吉 住 龍太郎            6番  池 邊 満 男  7番  牛 房 良 嗣            8番  大 西   勇  9番  西 川 蓉 子            10番  古 庄 信一郎  11番  吉 田 耕 二            12番  稲 永 正 昭  13番  大 林 弘 明            14番  熊 本   廣  15番  二 宮 美津代            16番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  坂 田 龍 二      書記      安 武 生 雄5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(20名)  町長      南 里 辰 己      副町長     吉 原 清 光  教育長     中牟田 修 身      会計管理者   稲 永   健  総務課長    安 田 豊 重      経営企画課長  入 江 信 雄  生活環境課長  二 宮 克 美      地域整備課長  丸 山 孝 雄  地域整備課参事 稲 永 正 志      税務課長    長   秀 樹  福祉課長    藤   龍 己      健康課長    木 村 俊 次  子育て支援課長 緒 方   博      住民課長    児 嶋 賢 始  学校教育課長  田 村 秀 一      生涯学習課長  長 澤 利 信  総務課長補佐  井 上   章      経営企画課長補佐北 原 干 城  上下水道課長補佐小 林 伸 一      上下水道課係長 溝 上 稔 晴            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(古庄信一郎君) これより本日の会議を開きます。 日程に入る前に御報告をいたします。 入江上下水道課長が病欠のため、小林上下水道課長補佐溝上上下水道課係長の出席を求められておりますので、これを許可いたしております。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(古庄信一郎君) それでは、日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 9西川議員。質問時間30分です。 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) おはようございます。 通告に従って質問いたします。 まず、下水道処理問題について、桜丘団地終末処理場についてでございます。 一般住民の水道料金に対する下水道料金の比率と内訳について答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) 今の御質問についてお答えいたします。 桜丘団地の終末処理場の料金につきましては、私ども生活環境課で担当しておりますし、公共下水道につきましては上下水道課で担当しておりますけれども、私の方が一括して答弁させていただきたいと思います。 一般住民と桜丘団地住民の水道料金に対します上下水道料金の比率と内訳についてお尋ねでございますが、一般住民というのは公共下水道のことかと思いますので、よろしいでしょうか。 それでは、上下水道料金早見表があるんで、それに基づいて答弁をさせていただきたいと思います。 桜丘団地の平均的な使用料は、2カ月で40立方メートルでございまして、そこのところで比較しますと公共下水道の使用料の平均的なところは38で、ちょっとずれがあります。38立方メートルでは、桜丘の料金では3,549円になります。一方、公共下水道では4,798円でございます。この差を申し上げますと、1,249円、35%ほどのアップになると思います。 一方、40立米でございますけれども、40立方メートルでは、桜丘の料金にしますと3,738円、公共に直しますと5,082円でございまして、この差が1,344円で36%のアップになります。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) では、50立方メートル、60立方メートルの場合の金額と差を答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) では、50の方で申し上げます。50では、公共の方が6,814円、桜丘の使用料につきましては4,683円になりまして、この差が2,131円でございまして、パーセントにしますと46%。それから、60立方メートルでございますが、公共の方が8,547円、桜丘の方が5,680円となりまして、この差が2,867円で、50%のアップになると思います。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 40立方メートルでは1,344円、50立方メートルでは2,131円の格差が生じていますよね。年間にすれば、40立方メートルは8,064円、50立方メートルでは1万2,786円。石橋台は、平成11年に下水管を公共下水道に接続されていますが、それらの年数の差額を考えますと、大きな金額になり、格差が生じているのは歴然としております。この件について、町長に答弁お願いします。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 石橋台の件をお尋ねでございますけども、石橋台が当時コミプラのときに幾らの、どの程度の料金を設定しておられたかというのは今資料ございませんので、確かにそのときは低かったとおっしゃってあるのでしょうか。そういう格差というのは、当然コミプラと公共下水道との料金の格差というのはありますので、コミプラ、それぞれのコミプラの設定料金によって異なってくるというふうに思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 石橋台は平成11年に下水管を接続してありますよね。だから、11年から現在20年ですよね。10年間が経過しておりますね。そしたら、桜丘団地と石橋台、まあ石橋台はもう11年に一般上下水道になっておりますから一般的と同じですが、結局は何でこんなふうに格差が大きくなっているのか、何が原因でこのように差がついているのかっていうことを聞いています。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) いろいろ担当の方も御質問の趣旨を考えてみますけども、なかなかとらえ切れないんですが、もう少し御質問の補足ができたらお願いしたいと思いますが。よろしくお願いします。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。石橋台の当時の料金設定の中には、先ほど言われたようにいろいろ、コミプラの問題もいろいろあると。だから、そういう中で、今現在の料金比較ということであれば答えられるか、今資料持ってないかもしれませんけど、通告でもし必要があればそのあたりをお書きいただいとけば明確に答えれると思います。 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) では、現在の一般住民と桜丘団地の料金の格差、これはなぜこんなに格差が出たのかということで答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 私も設定段階に直接かかわったわけではございませんけれども、桜丘処理場の桜丘地域の終末処理場を建設する際には、これは国の補助金あるいは地方債、そして開発業者の負担金も含めて、そういったイニシャルコストがかかっておったと思います。そういう中で建設をされ、その後ランニングコストが増嵩してきたことによってコストは引き上げてこられております。一方、公共下水道事業については、平成5年に認可をとって建設をしたところでございまして、公共下水道はすべての費用を国庫補助あるいは起債、いろんな地方債をして6カ町の整備をしますけども、その分についてはすべて料金に反映させていると思います。先ほど申しました桜丘地域においては開発企業の負担金等も入っておりますので、そういった面でこのイニシャルコストが流域下水と桜丘下水との差がそこに発生したと思っております。国庫補助と起債は同じレベルでございますので、企業の負担金、開発業者の負担金というものが入っておることから安くなっているというふうに考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 副町長、今の一般の方がお聞きになってわかりません、その答弁では。絶対わかりませんよ、そういう答弁では。私は今の答弁だったら、本当に一般住民はこの格差について理解はやっぱりできない。もう少しどなたにもわかるような答弁をしていただかないと。この件に関し、町長、どのような認識をお持ちでしょうか。答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 桜丘団地の終末処理場の経緯につきましては、私も定かに理解をしておるところではございませんけれども、一般的に理解をするところでは、ただいま副町長が申し上げましたように、桜丘団地が開発をされるときに、そのときの開発の条件としていろいろな取り組みがなされているんじゃないかと、そのように理解をいたしております。副町長が申し上げましたように、開発のときにその終末処理場をつくるのに業者の負担金が一部充当されたために、その施設をつくることが低額でできたんじゃないかと。そういうことから、施設のイニシャルコストが安くなったというようなことになってるんじゃないかなと私は今そう思っておるところでございますが、そういうことからずっと料金設定がなされてきて、公共下水道との差が出てるんじゃないかというように私は理解をいたしております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 副町長、開発条件ってどういう条件が出されたんでしょうか。よかったら答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 当時は私はまだ係長でございまして、特に総務で、総務という立場でございましたので、この経緯については一部その事務をするという程度しかかかわってないんですけども、経緯というとその程度で、開発協議によっていろんな条件を双方で定められるということはその後私もそのことについては承知しておりますけども、その内容まではどのような協議でどのような枠組みといいましょうか、負担割合をされたかということまで把握いたしておりません。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 次に、なぜ料金に格差がついているのかについて答弁をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 先ほどわかりにくかったと思います。料金設定は、イニシャルコスト、あるいはランニングコスト、建設費と運営費をベースに設定されると思うんですが、そういう積算をする際に、桜丘終末処理場におきましては建設時に、先ほど申しましたように企業から負担金をいただいて建設をしております。その分が町費としては安くなってる。流域下水におきましては、各町それぞれが税から支払っている、負担をするということで、比較をすれば負担金の分が料金設定に反映されないということで、桜丘地域の処理料金が低いということになってるのではないかと思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) なかなかもうどこからどこまでが受けとめていいのか、私たちでもわからないから、町民の方、本当に理解できないと思います。やはり答弁はもうだれが聞いても、どなたがお聞きになっても理解できる答弁をしていただきたいと思いますよ。 では次に、平成10年に桜丘団地下水処理施設使用料金の改定が行われたときに、なぜ公平なる料金設定をされなかったのか。志免町の中で2つの利用料金の形態があるのは、一般住民から考えればおかしいのではないのか、そう思われますが、答弁お願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 先ほども申しますように、使用料金というのは、運営経費、運転経費、そういうものがベースになる。それに、建設費用も入るわけですけども、その運用経費、ランニングコストと申しますが、この経費がやはりいろんな物価の高騰、その他小修理ですか、維持管理経費、そういったものが増嵩してきたということもありまして、経費の収支が合わなくなってきたということもあって、一部引き上げをさせていただいたという経緯がございます。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 今のは答弁になっておりません。私の質問に対しての答弁をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 平成10年に料金改定したときになぜ合わなかったかということですよ。そういうことを含めて今答えておられるんだと思うけど、そのことについてこういうことでと答えてください。 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 申しわけございません。流域下水料金との格差がなぜあるのかということでございますが、やはりあくまで地域し尿処理施設としての運営状況に合わせて改定しておりますので……。 ○議長(古庄信一郎君) 料金改正のときもそういう理由で平成10年のときにこうしたというふうに答えてください。もう最後までお聞きして、それからもし十分でなければまた答えていただけますから。 ◎副町長(吉原清光君) そういう経費の収支を合わせるために値上げをさせていただきましたけれども、その値上げ額と一般の流域下水道使用料との差は埋まらなかったということでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 副町長、では先ほども言いましたように、志免町の中で2つの利用料金の形態、これはどうお考えになりますか。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 当初から申しておりますように、事業運営母体がそれぞれ違うわけでございまして、桜丘はその地域の単独の運営、そして一方では流域下水道という桜丘を除いた全町的な、これはもう県が6カ町を整備して浄化センターを整備し、運営してるわけですけども、やはり運営母体が違うということで、その経費の内容が異なってくる、それによって使用料金の設定がおのずと異なってきているというふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) では、副町長の立場ではなくて、一般住民の立場として考えていただいて、このように志免町の中、2つの利用料金の形態が違うっていうことは、どのように一般住民の立場としてお考えになって、どのように思われますか。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 確かにこのような2つの整備をし、下水道事業を行っているということ自体を住民の方がもしわかっていなければ、それはどうして二重の2通りの料金体系があるのかと疑問に思われると思いますけれども、この辺の説明が十分行き届いてない、御存じでない住民の皆さん方は不思議に思われると思います。そういった意味では、この場でそういうことについて明確にしておきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 次に、桜丘団地の住民の使用料で、年間の維持管理ができているのか、答弁お願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) 維持管理についての御質問でございますけども、これは平成18年度決算で申し上げます。下水道施設使用料の歳入の方が3,480万円でございまして、一方歳出についてでございますが、歳出については今のところ維持管理費用につきましては必要最小限にとどめているところでありまして、歳出合計は2,584万1,000円でございます。18年度単年度でございますけども、差し引きで895万9,000円の現在のところ黒字となっております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 今課長が答弁されまして、ここ一、二年のことはよくわかりました。が、過去10年間に施設整備、補修など工事費だけで約2億8,500万円、定かではございませんが費やされていますが、これに薬品や人件費等を加えると3億円を超える金額になると思いますが、すべて桜丘団地住民の負担金で維持管理ができたのですか。町の一般財源から支出されたことはないのですか。私は、先ほど課長は黒字になっておりますと答弁されましたが、私は黒字、赤字の問題を言っているのではございません。では、もし黒字だったら、一般住民の使用料金を桜丘団地住民の料金に合わせて下げられるのですか。それとも、桜丘団地住民に黒字になりましたからこれは皆様方に還元します、そのようにされたらいかがですか。答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 過去10年通計で収支が必ずしも黒字ではない、一般財源も投入してる部分があるんじゃないかということでございます。そういったものを考慮して公共下水道の料金等に合わせた料金体系、言うなれば還元をしなさいというお話でございますけれども、これは事業形態がもともと異なっておりますので、これは地域し尿という形で単独で運営しておりますので、その中で対処していかなければならないと、私は2つの事業を相互流用と申しましょうか、均衡を保とうというのは、事業形態からしてこれは難しいのではないかというふうに思います。そういったことから、早く接続をし、統一料金になっていくように努めなければというふうには考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) いみじくも今副町長が、早く一般住民との料金の格差を直さなくてはいけないという答弁されましたが、全くそのとおりなんです。結局は黒字とかそういう答弁はふさわしくない。私は先ほども言いましたが、黒字、赤字の問題ではないんです。志免町民の方みんな同じような料金体制にしていただきたい、そういう思いで質問をしております。 では次に、桜丘団地終末処理場は、昭和49年から稼働し老朽化していることから機能の低下が懸念されるが、環境衛生上問題はないのかについて答弁をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) お尋ねの件でございますけども、もう御承知のとおり、終末処理場、老朽化とか機能低下といいますか、環境衛生上の問題等について心配されておるわけでございますけども、34年ほどもう稼働からたっておりまして、なかなか機能が若干低下しているというのは否めないと思います。しかし、必要な機能を維持するための必要最低限の修理等は行っておりますし、当然のことでございますけども、法令数値等につきましては月1回の法律で定められた点検項目も実施をいたしております。もちろん基準を満たしてから放流をいたしておりますので、御心配の環境衛生上の問題についてはないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 私も現場に行かせてもらいましたが、桜丘団地の処理場は、現在の施設とは違い、ほとんどが屋外で処理されており、臭気や騒音など近隣の住民に迷惑がかかっているのではないか、そういう意見も時々お聞きします。もちろん多々良川浄化センターは屋内になっておる。それに加え、施設は34年間が経過し、老朽化も進み、部品等の調達、また環境衛生上などを考えるといかがなものかと思われますが、現状について答弁をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮環境生活課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) おっしゃいますように、確かに多々良川浄化センターの設備に比べますと、もう過去34年使ってきておりますし、非常に古くなってきておりますので、確かに近所の方にはにおい等とか騒音については若干迷惑かけている部分があろうと思います。直接的にそういうにおいがあるということの苦情等については私どもには、私がこちら、15年から参っておるわけでございますけども、1回、2回程度あったかなと、近ごろは私どものところに苦情言ってこられたことは今のところ私の記憶にはちょっとございませんけども、確かに老朽化してるということもありまして、施設自体も古いので近隣に御迷惑をかけているというところはあるのかなというふうに認識いたしております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 町長は現場にやはり何回でも行ってあると思いますが、行かれてどのような感じを受けられましたか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 私も現場に頻繁には行っておりませんけども、数回行ったことがございます。それは、朝散歩しながらそこまで行ったということも含めましてでございますが、既にもう先ほどから議論なされておりますように34年経過しておるという、そういう歴史を感ずる環境であるというふうに思います。したがいまして、周辺の方々も辛抱していただいとるところもあるのじゃないかなというように、そういう思いをしながら中を、中といいましょうか、周辺から見たという状況でございます。 また、いろいろ設備の改善等で私の方に資料が上がってまいりますが、いろんな部品の取りかえ等がかなり数多く上がってきておる、大きな機能障害が起きなければいいがなという、そういう認識をいたしておるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) やはりあそこの自家発電機っていいますか、あれも月に2回ほど恐らく試運転してあると思うんです。もうあの音の、すごいですね。時間として30分か1時間かどうかわかりませんけど。幾ら月に2回といっても、もちろん機械そのものが34年間も経過しておりますから、これはせんないこととは思いますが、やはり周囲の住民の方は大変だろうなと、本当に私思いました。申しわけないなっていう気持ちもあります。すごい騒音です。それから、空気清浄機のあれも来てますけれども、臭気がひどいです。晴天の日でもあのくらい臭気がにおいますから、やはり条件によってはすごい臭気が周辺まで来るんではないかと。例えば、猫とか犬とか飼ってたらもうにおいに麻痺してそういうこともないかもわかりませんが、とにかく騒音と臭気はひどかったです。 先ほど町長も答弁の中で部品がどうだろうかと、私もそれ一番に思いました。こんなに古かったら、もし何か緊急の場合、どんなになるんだろうか。30分これがとまったら、そういうことはないと思いますが、故障っていうのはいつ起きるかわかりませんから、わあ、30分、それから部品取り寄せて、それから修理して、こうしてたらもうやはりすごい時間がかかると思うんですよ。大変な事態になるんではないかと、これは杞憂に過ぎればこれが一番いいんですが、私は現場を見ましてつくづくそれを感じました。 では次に、既に処理場近くまで一般下水道管は整備されていると聞いていますが、接続しないのはなぜか、その件について答弁を願います。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) この桜丘処理場近くまで下水道管が整備されているということでございます。これは、やはり非常事態を想定して、先ほどの部品の問題もあります。そういうことで、町長が危機感を感じられて、早期にしなさいという指導のもとにやってきたところでございまして、しかしながら平成16年に公共下水道事業計画を策定するに当たって、これは並行申請になるんでしょうけども、桜丘地域における平成16年度の公共下水道事業計画により、桜丘地域について平成20年度末の整備目標を定めて事業認可をとったところでございまして、このことについては平成17年度12月議会の質問にもお答えしたということでございます。よろしゅうございましょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 私はやはり収支のこともそりゃあ大変なことと思いますが、そのことよりも、一般住民との、先ほども何回も言っておりますが、料金の格差が生じていることや、環境衛生上の問題を考えると、すぐにでも接続できる体制が整っているなら、早く接続し、志免町内の料金の格差をなくすべきだと思います。これが個人の施設なら町は関係ございませんが、私は先ほども何回も言ったように、黒字、赤字の問題ではないんですよ。料金の格差、環境衛生上の問題、これを何回も質問しております。どう思われますか。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) したがいまして、先ほども認可を20年度末ということで設定しておりますので、これからその手続に入っていこうという段階でございまして、正式に、これまでの状況は担当委員会であります建設委員会にも御報告を申し上げてきた部分はあります。しかしながら、このつなぎ込みのことについてはまだ提起しておりませんので、これから担当委員会の方に、建設委員会の方に説明をしながら、そしてまた議会の御理解を得てまいりたいと思っております。しかる後に、地域の皆様方に御説明をし、御理解を賜りたいというふうな、そういう手順を平成20年度に進めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 副町長の先ほどの答弁で平成20年に認可許可がおりてるというようなことですかね。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) この下水道整備工事につきましては、下水道事業計画に基づいて工事を行っていくわけでございまして、またこの県の運営によります多々良川浄化センターについても、この宇美町、須恵町、粕屋町、篠栗町、久山町の6町によるこの整備工事で普及率の向上を図っておるところでございます。排出される汚水量の量に応じて汚水処理施設の拡張工事が行われるということから、20年度末につなぎ込むことになっておると、私どもの計画でそういうふうになっておりますので、そのように申し上げたところでございます。 このようなことから、基本的には各町から出された公共下水道事業計画に基づいて福岡県は多々良川浄化センターの整備計画が同時に進められているということでございます。
    ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 町長の答弁では、平成17年度の同僚議員の質問では、年度とは言ってありません。17年、そのような答弁をなされております。だから、私は12月までが20年、年度っていうことは言ってありませんから、私は12月までに接続をされると受けとめていいのか。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 官庁の事業というのは基本的には年度事業で行っていきます。そういう説明する中に17年というのが、年度というのが言葉がちょっと漏れる場合もございますが、そういう先入観がございますので、20年という場合は20年度というふうに説明しなければならない部分があったと思います。20年度末と御理解いただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) じゃあ平成20年度と訂正されるわけですね。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員、議会なり行政で、年というのは年度という解釈をするというふうに言われてますので、その訂正するところまでの必要性があるならばおっしゃっていただいていいですけども。そう理解して質問を続けていただけますか。 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) はい、そのように理解いたします。 次に、他の団地の終末処理場の接続はどうなっているのか、答弁お願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 小林上下水道課長補佐。 ◎上下水道課長補佐(小林伸一君) 他の終末処理の接続についてどうなってるかという御質問でございますが、現在町が把握しております集中浄化槽と公共下水道への接続については7カ所ございます。まず、石橋台、平成11年4月1日接続、志免ひまわり台、平成12年4月1日接続、松ケ丘団地、平成12年12月1日接続、坂瀬団地、平成13年3月10日接続、南里公園台、平成13年2月1日接続、経友団地、平成13年12月10日接続、志免ガーデン、平成16年11月10日接続、以上の7カ所の集中浄化槽を平成11年から16年の間に公共下水道へ接続しております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) ただいまの答弁で、平成11年から平成16年の間に7カ所を公共下水道へ接続されたと答弁されましたが、その接続時における問題や条件などはあったのか、また接続後の使用料金はどうなっているのか。一般と同じかどうか、なぜ7カ所できて、桜丘団地はできなかったのか、答弁をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 小林上下水道課長補佐。 ◎上下水道課長補佐(小林伸一君) 今の7カ所についてでございますけど、私の聞き及ぶ範囲では問題はあってないと聞いております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 小林上下水道課長補佐。 ◎上下水道課長補佐(小林伸一君) 公共料金につきましては、現在一般の公共料金と同じでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 西川議員さんの御質問に、当時コミプラに接続する段階で自分が係長で担当してましたので、ちょっと御説明をさせていただきます。 それぞれのコミプラの施設におきましては老朽化等が進んでおりまして、住民の方については早急な接続を望んでいらっしゃる団地もありました。ただ、その接続に関しまして、受益者負担金の関係で、既存の配管がどのような状況にあるかによりまして受益者負担金の負担率をどうするかというのでちょっと住民の方との調整がございました。接続後の料金につきましては、今の公共下水道の使用料で負担をしていただくということになっております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) もう一つ重複するかもしれないけど、そのときに桜丘はなぜできなかったのかという質問ですけど、答えてください。 安田総務課長。 ◎総務課長(安田豊重君) 先ほど副町長が申しますように、事業認可にのっとって計画が進んでおりますので、平成20年度の桜丘接続という計画どおりで、認可どおりでしていると思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) では、具体的に、なぜ桜丘団地はできなかったのか。もう少し具体的に答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山地域整備課長。 ◎地域整備課長(丸山孝雄君) 私も下水道事業に携わっておりましたので、若干補足させていただきたいと思いますけども、先ほど事業認可、認可っていいますけれども、事業認可っていいますのは、供用開始とはちょっと違うんです。事業認可っていうのは、5年間でこの地区を整備していこうという許可をもらうのが事業認可でございます。その事業認可を受けて、後に供用開始区域はここまで管を持ってきますからこの区域が供用開始できますということで、供用開始の地域の方にお知らせするわけなんです。桜丘の今の西川議員の質問ですけども、まだそこまでの時期じゃなかった。供用開始区域が大体決定する1年ぐらい前に地元の方とこういうことでつなぎますよということで折衝していきますので、まだその料金の設定とか、先ほど総務課長が言いましたように、もう既設が入っている部分、これが俗にどれだけ傷んでるのか。当然、受益者負担金が志免町平米400円ですか、とりますけども、完全な状態で使えるならば受益者負担金を調整しましょうとか、悪かったら一部でも負担してくださいよと、そういった交渉をやっていきますけれども、桜丘団地についてはまだその時期を迎えてなかったということです。だから、これからの事務もできてますので、もう供用開始区域できる区域で、広報あたりで流すと思いますけども、そういうとこで今から設定がされていく、供用がなされていくんじゃないかなというふうに思います。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 何か課長が言われたら、ふん、ふんとうなずきたくなりますが、これ一般住民の方も50万円、100万円、200万円、それだけのお金かけてやはりしてありますよね。もう今ほとんどできてますが、一生懸命お金がなくても環境上を考えたり、やっぱり町がこう言ってるんだからっていって、借金してでもやはりしてありますよね。独居の人でもやはり何十万円かかけて上下水道につないであります。そういうふうに、もう皆さん、住民みんながそれぞれみんな負担して一生懸命やっているんですよ。これが現状です。もう苦しい、苦しい。借金せにゃいかんけれども、この年になったら銀行もお金を貸しませんと。だから、身内の者とかほかの者に頼んで、この際、やはりしとくべきだっていう気持ちで皆さんしてあります。そういう気持ちをどうぞ酌んでください。そして、同じようにしてもらいたいんです。 では次に、一日も早く一般下水道に接続し、料金の格差を是正するべきであるが、どのように思われますか。町長、答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 既にいろいろと申し上げてきましたように、私が平成17年の12月議会で答弁を申し上げておりますように、地域の皆様方とよく協議をさせていただいて合意形成を図り、そしてつなぎ込みができるように努力をさせていただきたいというふうに思います。ただ、先ほども副町長が申し上げましたように、所管の委員会もございます。また、議会もございます。そういう皆様方の御理解をいただきませんと、この場でこのことを決定するというわけにはいきませんので、そういうことも御理解をいただきまして、今後いろんな諸問題としてのこの課題が解決をするように御理解を賜りたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 何回も重複しますが、町長は平成17年の12月議会において、先ほど言われましたように、施設の機能低下などを心配され、平成20年を目標年次と定めて計画を推進していく中で、接続工事を整え、桜丘団地住民との協議を行い、合意形成を図ると答弁されておりますが、桜丘団地住民とどのような協議を進められたのか、答弁お願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) 先ほども申し上げましたように、担当委員会である建設委員会、十分説明をし、そして議会全体の御理解を得ながら、しかる後に地域住民の皆様方に説明をし、理解を求めて、これから進めてまいりたいと思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 私が何度も言いますが、同じ志免町の中で違った利用料金の設定がなされ、格差が生じていることはよくないことと思っております。私には理解できません。一般下水道に接続し、料金の格差を是正していただきたいと思います。 次に移ります。 次に、町有財産の管理について、町有地、端土地の現状について。 無断使用の改善はされたのか。私は、これまで何度となく町有地の無断使用について質問してまいりましたが、その後改善はされたのでしょうか。答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 町有地、端土地について、過去御質問を受けてきております。町有地、この端土地の無断使用っていうんですか、いろいろそこそこでいろんな問題を抱えております。しかし、あくまでも町有財産でありますので、相手といろいろ協議をしながら改善をしております。昨年のことについて言えば、畑として使用された部分があったんですが、町内会の方に花を植えたりっていうことで、そういうことで町内会と正式に契約をして、町内会に貸し出した件が1件ございます。それとまた、つくってあったところについて協議ずっとやってきて、近々もう撤去しますということで解決に進んでいる部分もあります。しかしながら、あとの部分についてまだ現在使用してある方と協議をしながら改善をしていく方向で協議をしております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 今、2件はそのようなことで改善しているって答弁されましたが、課長の答弁を聞くと、これは鈍行か、各駅停車か、そういうふうな印象を受けます。まだたくさんあると思うんですよね。一度台帳を地図にして、張って、ここはできた、ここはできなかったっていうふうにされたらいかがですか。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) はい、それはできると思います。ただ、御理解いただきたいのですが、過去においてその当時の担当あたりが使用していいよとかというようなことを聞いておると、そういうことで、それの裏返しとして私たちはここを管理してきておるんですよと。だから、町有地であるっていうことはもうはっきり知っておりますっていうのは、すべての方がそうおっしゃいます。何か町の方でそういうことを使うっていうようなことがあればすぐ撤去しますっていうことはおっしゃってあるんですが、今まで使っていいって言ってたじゃないかというようなところで、なかなか協議が進まない状況にあります。ただ、そういう意味で別の解決策等も考える必要があるのかなというところもあるんですが、議員御指摘のように、やはり町有地ということがありますので、そういうふうなきちっとした解決を行わなければならないと考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 今の課長の答弁も格差の一種です。ここはいい、いい。ここはしてもらう。こういう不公平なことはいけないと思います。皆さん公平、平等に。だから、地図かなんかしとったら、ああ、この土地は町有地ですよ。近所の方、みんな御存じなんですね。だから、やはり努力してください。公平性のある行政の仕事をしていただきたいと思います。 次に、無断使用者に対してどのような指導をされたのかと管理上問題がないのかは、関連しますので一括して質問いたします。 無断使用の内容と、その指導の経過と、次に管理上の問題はなかったのか、あれば今後どのように管理、指導していくのかについて答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) 使用されている内容については、畑等で野菜とか花とかをつくってある、それから車を置いてある、そういうのがほとんどでございます。先ほどから申しますように、あくまでもこれは町有地であるというところから返還をしていただきたいということを原則に相手と協議をし、返していただくということで話は進めております。管理上問題はないかということなんですが、先ほども申しますように、相手の方も町有地ということは御存じですし、町に何かそれを使う目的が出たときはすぐ撤去しますというようなこともあります。ただ、何遍も申しますが、あくまでも町有地であるということから、全く管理上町として問題がないということではありませんので、その辺も踏まえて早急に解決をできるように相手と協議をしていきたいと考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) ところで、田富1丁目10番地のガーデン公園前でございますが、この土地は町有地でしょうか、答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) はい。これは、ガーデンタウンの開発に伴って集会所用地として町が移管を受けた町有地でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) この周辺は、昭和60年に開発され、現在98世帯あると思います。一部の方が町有地を駐車場として利用され、既得権が生じており、住民から不公平ではないかとの声も出ております。行政は長期間開放されているのはなぜですか。答弁願います。ちなみに22台、毎晩、お昼も駐車してあります。答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 入江経営企画課長。 ◎経営企画課長(入江信雄君) これも議員が一番最初町有地のこういう質問をされたときに調べた中でこれも出てきております。どういう経緯があるかということを過去にさかのぼって調べたんですが、当時集会所としてもう使わないというようなことが明確にされた時期があったと聞いております。その後、地元の方から周辺の路上駐車対策ですか、それを含めて地元に貸していただけんでしょうかということで相談があっておるようです。そのときに、議員おっしゃってあるように特定の人に利益を与えるということから好ましくないということで協議はなされておったようですが、現状もう何台か置かれておったようですので、そういうところから黙認をすると。当座、町としての利用目的がありませんので、そういう意味から現状を黙認するような回答をしておるということを町内会の方からも聞いております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) この件も、やはり格差。これは、やはりちゃんとしてもらわないと、行政として町有財産である町有地の正しい管理をしてくださいますようにお願いいたします。 次に移ります。 中学校の現状について。志免中学校、東中学校の問題について、教え、学ぶ環境の充実について質問いたします。 教師と生徒の信頼関係は保たれているのか、答弁をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。 ◎教育長(中牟田修身君) お答えいたします。 教師と生徒の信頼関係は保たれているのかという御質問でございますけれども、そのためにどのような取り組みをしているかということをまず報告をさせていただきたいと思いますが、信頼関係を築くためには、教師が一人一人の生徒理解に努め、このニーズに応じた厳しく温かい学習指導、生活指導をすることが大切だというふうに思っております。 まず、信頼関係を構築する最初に出てくるのは、やはり教師が生徒にわかる授業をするということでございます。教師が授業力量を高め、わかる授業を展開することによって、生徒一人一人が目標を定め、その目標を達成したときの達成感を味わうことで教師との信頼関係が生まれ、なおかつ生徒たちが有意義な学校生活を送ることができるというふうに思っております。授業力量を高めるということでは、学年ごとの授業研修や公開授業に取り組んでおりますほか、4年前から町の指導主事によります日常的な指導を行っておりますし、教育論文の指導、それから希望する若手教師に対して勤務時間外での勉強会で志志塾と言っておりますけれども、志す、志免の志ですね、それから児童・生徒を育成する気持ち、そういう志、そういう意味で志志塾となっているようでございますけれども、これらを開設をいたしまして指導に当たっているところでございます。そのほか、県が行います授業研修等にも当然取り組んで、一人一人の授業力量を高めているという状況でございます。 それから、具体的には、年間2回の教育相談を行っておりまして、担任と生徒、場合によっては保護者も交えてコミュニケーションを図っております。これにつきましては、やっぱり多感な年齢ということでもございまして、なかなか友達にも話せない、親にも話せないという、先生にも話せないという状況もあろうかと思いますけれども、極力コミュニケーションを図るということに重点を置いております。 それから、部活動でございます。現在、志免中学校、志免東中学校とも芸術、文化、スポーツ活動、そのような部活動に所属しておりますのが70%を超えるという状況でございますので、やはり部活動の大切さというのは現場としては実感しているところでございまして、教師と生徒が共通の目標に向かって活動することで、教師と生徒の信頼関係を高めることにつながっているというふうに思っております。 また、日ごろより生徒の様子を観察し、気になる行動があったり顔色が悪かったりした場合には、生徒への声かけや適宜に教育相談を行ったりしながら信頼関係を築く努力をしております。 以上のような取り組みを中学校教師が地道に行うことで、教師と生徒の信頼関係は保たれていると考えますが、一部の生徒では必ずしもそうでない、信頼関係が構築されてないという生徒も若干ながら存在しているという状況でございます。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 次に、教師及び生徒の現状について、平成19年度の補導や窃盗などの事件で検挙された生徒はいるのか、答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。 ◎教育長(中牟田修身君) 通告の内容について、教師及び生徒の現状についてということで、今御質問の内容の方向性といいますか、認識しておりませんでしたので、今御質問いただきました19年度の窃盗や補導された件数は掌握いたしておりませんけれども、検挙された件数は何件かはあったと思いますが、後ほどでも報告をさせていただければと思っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 何件か検挙された例があるっていう答弁でございますが、その内容は担当委員会である総務委員会に報告されたのかどうか、その何件かの報告はされたのかどうか、答弁願います。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。 ◎教育長(中牟田修身君) 年度の集計ももちろんなんですけれども、私どもでは学校からの不祥事あるいは不登校等の報告を毎月させておりますので、その分も含めて説明をいたしております。ただ、すべて報告をしたかということであれば、漏らしたこともあるのではないかとは思いますけれども、毎月の総務文教委員会ではほとんど報告をさせていただいていると認識をいたしております。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 報告してあったら、教育長は何件かと、そのほかにも忘れて報告されなかったのですか、故意に報告されなかったんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。 ◎教育長(中牟田修身君) 私どもは総務文教委員会が開催されるときはきちっと通知をいただいておりますので、そのようなときにはきちっと報告をいたしております。それで、故意に報告をしなかったということではございません。総務文教委員会が開催されたときには、すべての報告をしておるつもりでございます。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) もうこれ以上言いませんけど、私は子どもたちの問題だからこそ、議会も含め対策を検討すべきと思いますが、教育長、いかがですか。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。 ◎教育長(中牟田修身君) 学校の不祥事ということになりますと、教職員の不祥事あるいは児童・生徒の不祥事がございます。やはり新聞、テレビ等で報道される分については、やはり教師のことについては学校名、それから自治体名、場合によっては教師の氏名まで報道をされております。ただ、児童・生徒ということでは、その児童・生徒の将来の更生をさせると、そして更生をよりやすくするために報道をされないケースも随分ございます。そういうことで、私どもはそれを使い分けるということではございませんけれども、私どもでは学校から報告が上がれば、即福岡教育事務所の方に報告をいたしておりますし、また総務文教委員会あるいは教育委員会が開催された場合は、その都度説明をいたしております。やはりきちっとした報告等はやはりきちっとやっていくべきだというふうに思っております。また、不祥事が起こった場合につきましては、学校とよく協議をしながら、その先生あるいは児童・生徒に対する指導も含めて検討して指導しているという状況でございます。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 次に、問題行動を起こした生徒の対応について。問題行動となる生徒の基準は何か、答弁をお願いいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。 ◎教育長(中牟田修身君) 問題行動の基準というのはございませんけれども、やはり一般的に考えられる犯罪、それから特に学校内ではいじめとか暴力、そのようなものが問題行動というふうにとらえてこれまでも対処してきたところでございます。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) 昨年、リーダー的な、必ずリーダーがおります、子どもたちの中に、リーダー的な生徒の何人に何回面接をし、どのような内容の指導を行い、どのような成果が上がったのか、答弁を願います。 ○議長(古庄信一郎君) 中牟田教育長。 ◎教育長(中牟田修身君) やはり児童・生徒の指導というのは大変難しい問題を含んでおります。学校内の環境の問題、それから個人の問題、家庭の問題、それから友人の問題とか学業の問題とかいろいろございますけれども、やっぱり学校としては毅然とした態度で指導をする、そしてそれも担任任せではなく、また生徒指導の先生だけでもなく、学校全体の教職員の共通認識を持っての指導が大切であろうと思います。リーダー的な生徒の指導ということでは、どのような回答をすればいいのかわかりませんけれども、つい最近の特定の生徒に対しては、10回ぐらいの指導をしております。そのような指導を受けるべき状態のときには、本人は当然でございますけれども、場合によっては保護者の方にも学校に来ていただいて指導をするということの繰り返しでございます。ですから、リーダーの人数とか、それからそのほかにも指導を受けるべき児童・生徒もいたとは思いますけれども、つい最近のということで特定すれば、10回ほどは指導をいたしております。それも、昨年の12月ぐらいから2月までの間に3カ月足らずの間に10回ほどの指導をしているということでございます。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員。 ◆9番(西川蓉子君) やはり教育長も言われたように、一番の問題が家庭にあり、親であることは私も承知しております。子育てができない親の中で育った子どもたちが犠牲者であると言っても私は過言ではないと思っております。学校に行っても、教師と信頼関係を築けない。子どもたちも苦しい、苦しい、叫んでいますよ。だからこそ、学校生活での教師や指導者のかかわりが本当に重要になってくるんではないかと思っております。 そこで、私は問題行動を起こす子どもたちの対応については、一般的な指導者ではなく、少年犯罪捜査、経験の豊富な警察のOBの方を採用し、対応すべきと思っております。平成18年10月から警察のOBの方を防犯専門官で採用されていますが、あの方こそ週に何回か学校現場での警察OBの方の配置が私は急務であると思っております。あの方を月に何回か、時間的に大変だろうとは思いますが、私はそういう考えも持っております。そうすれば、教師も安心して授業に専念できるのではないでしょうか。生徒だけではなく、教師たちにも頼りになり、問題解決ができる学校体制を確立するため、警察OBの学校指導員の配置を提言し、私の一般質問を終わります。 ○議長(古庄信一郎君) 西川議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は午後1時といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時33分              再開 午後1時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(古庄信一郎君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 次に、16番末藤議員。質問時間30分です。 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 質問通告に従ってお願いいたします。 まず、健康問題についてでありますけども、その中の医療対策として、職場や自治体で実施してきました健康基本健診がなくなって特定健診に制度が変わりましたが、主なことにはどういうふうに変わったんでしょうか。まず、お尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 健康基本健診から移行といいますか、変わったという。どういうことかといいますと、生活習慣病に視点を置いた、そういう健診方法に変わったということです。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 対象はどの範囲に入りましょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 特定健診は40歳から74歳の方々が対象になっております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) この問題は、人数的には何名の方が対象になって、要は受診率や改善率、これはどのように行って問題を把握されるのか。2点お願いします。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 18年度を基準に今考えております。対象者、40歳から74歳の方々は、18年度を基準にした場合は6,469人の方が対象になっております。 以上です。 そして、受診率については、平成20年度からスタートしますので、6,469人の方々、初年度は30%ですので、1,940人、最終的に平成24年には65%になりますので、それを基準にしますと4,204人の方々が一応対象になります。及び、今度保健指導につきましては、平成20年、1,940人を対象にされまして、そのうち30%ですので、582人の方が対象になります。最終年度、平成24年には65%の4,224人の45%ですので、1,891人の方が対象になるという計画に立っております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) そうしますと、この受診率や改善率が悪いと健康組合などの保険者にペナルティーが科せられるようになっておりますが、どのようなペナルティーがかけられるんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 平成20年度に今予算申請しております国保の関係なんですけど、4億2,000万円ほどあります。平成24年の結果でそこの目標に達しない場合は、この後期高齢者支援金という形で、これが10%の、達成しなければ最高10%、もしよければ加算の10%という、そういう形になってくると思います。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。
    ◆16番(末藤省三君) それで、メタボという形で診断された町民の皆さん方に5年間で今パーセントをおっしゃってましたが、これは健康診断が当然実施されなければならないと思うんですよ。これはどういう形でおやりになるつもりですか。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 65歳以上の方々には、今誕生日月健診を行っております。その席で行います。40歳から64歳の方々につきましては、7月、8月にその方々だけを呼びまして健診をする予定にしております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) これが目標達成しない場合については、拠出金が当然ふやされますと、この保険料が値上げになりますよね。大体どのくらいぐらい値上げに初年度でなる予定ですか。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 後期高齢者の支援金に達成しない場合、達成した場合、24年度、その達成率に乗じまして支援金にプラス、マイナスの10%増減ということになってます。それ自体が発生するのは24年度、ですから25年度ぐらいに発生するんではなかろうかというふうに思っております。ですから、今その保険料は上がるということっていうことは言えないような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) そこで、健診ではこの腹囲の計測が当然かかわってきますけど、男性では何センチ、女性では何センチという形で決められてると思うんですよね。当然個人でメジャーではかるわけですけど、参考程度に、当然これメジャーが必需品になろうかと思うんですけど、これ、町から支給は何かされるんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 健診の会場で私たちがはかると、事業者及び業者がはかるということですので、個人的に何も配布する予定は今のとこありません。 男性は85センチ以上、女性は90センチ以上を対象にしております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) そこで、後期高齢者医療制度で75歳以上の人を前段で差別をして、それから特定健診で肥満の人を差別すると。これ、何のためにこういうことをやろうと厚生省は思ってるんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) 最初に申し上げましたように、生活習慣病というのは、第1にこの肥満、肥満の原因になるのは、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、喫煙などがずっと積み重なった結果肥満になりますので、肥満をまずそういう形でしていきます。肥満になるというのはどういうことかといいますと、血圧が上がる、高血糖、高脂血症、そういう病気が発生するということになってきますので、肥満が一番で、その危険因子の状態でそういう病気が発生するということですので、最終的に動脈硬化などいろんな、人工透析までいくような形になってきますので、肥満をなくすためにこういう健診を行うということです。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 先ほど男性で85センチ、女性で90センチという形で、健診を受けられて、非常に本人たちもストレスがかかるんじゃないかと思うんですよ。こういうアドバイスとかっていうのは、ただ単に健診をやって、あなた90センチ、あなた85センチですよと言うだけの話ですか。その人のこれからのいろいろ計画というのを立てられるんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 木村健康課長。 ◎健康課長(木村俊次君) ただはかって、あなたが肥満ですよだけでは病気は治らないと思います。ですから、指導、その後に保健指導がありますので、この保健指導も積極的支援、動機的支援ということになっておりますので、この積極的支援になった場合は、もう徹底的にその方の体のメニューをつくりながら改善してもらわにゃいかんし、動機的にはある程度のことは、状態はそんなに悪くありませんけど、そういう方々についてもそういう指導を行っていくということです。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 先ほど特定健診、それから後期高齢者で医療差別が行われるというのは、当然困った人をつくり上げて国民を分断して保険医療を抑制し、企業の保険料負担を減らしたいということのねらいがあるのではないかと思うんです。このためにお年寄りと若い人の差別をつくり出してくるということで、そこには企業意識が丸々見えてくるのではないかと思います。そこで、医療費適正化計画を立てなければなりませんが、これはどういう経過でされるおつもりでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 今御質問の医療費適正化計画というものは、県がつくる計画でございまして、市町村は特定健診等実施計画というものをつくるようになっております。その中で、県自体が今後の医療体制がどうあるべきかということがその中に反映されていくものというふうに承知しております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) もちろん都道府県が医療を減らす計画を立てるわけですが、当然市町村にもそのしわ寄せが来ますよね。そうしますと、計画を立てさせて実行を競い合わせる。そして、実現できるとさらにその次の削減が医療費を基準に次の抑制計画を立てなければならない。こういうことをやれば、いつまでも大変な地域医療がますます荒廃するのではないかというふうに思うんですよ。これは、確かに国の指定、県が策定していくわけですけど、志免町にはこれだけですと言って恐らく計画の中に実施されてくるだろうと思うんです。とてつもない、そうした困った方々ができるのではないかという気がしてならないのですけど、これは医療計画適正計画はいつごろまで策定される予定ですか。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) いつまでにということ自体は私ちょっと承知しておりませんけども、第1段階といたしまして、きのう県の方からその策定の概要版っていいますか、それが送ってまいっております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) その医療適正化計画が志免町にどういうふうな形で抑えてくるのか、今はすぐ数字的にはわからないだろうと思いますけど、今後の課題という形でお聞きしたいと思います。 それから次に、後期高齢者の終末期医療対策及び療養病床削減対策保険料値上げ問題についてお尋ねです。 この医療改革法が本格的に2008年から始動していくわけですけど、これは一昨年の通常国会で自民党、公明党が医療改革の強行採決を行いました。これには、療養病床の大幅削減、公立病院つぶし、さらなる医療荒廃が引き起こされようといたしております。とりわけ町民の怒りが今吹き出しているのが、後期高齢者医療制度であります。この制度に対する高齢者の怒りは、負担増への怒りだけではありません。75歳という年齢を重ねただけで差別をされる。国保や健保から追い出されて別枠の制度に囲い込まれ、過酷な保険料徴収が行われ、診療報酬も別建てとされ、保険医療が制限されるなど、人間としての存在が否定されようというような扱いを受けることへの深い憤りなのであります。この制度は75歳以上の人だけを切り離し、死ぬまで保険料と患者負担を取るという、世界でも類がない異常なものであります。75歳以上の人を機械的に後期高齢者として現在の医療保険から追い出し、負担増と治療制限を強いる仕組みに囲むという世界に類のない差別医療制度であります。75歳以上の人口比が高まった場合でも、後期高齢者の医療給付がふえた場合でも、保険料の負担がふえる過酷な制度であります。 年金が月1万5,000円以上の人から保険料を天引きする強制徴収は、高齢者の暮らしを直接脅かすものとなっております。まして事のついでに65歳以上の高齢者の国民健康保険料も年金から天引きするということには、何の道理もないと思うのであります。既に65歳以上の高齢者は年金から介護保険料を天引きされております。月1万5,000円の年金しかない人でも、天引きは介護と医療の保険料を合わせて4,400円余りになる、年金の3割も相当します。これは、明らかに生存権の侵害になると思うのであります。後期高齢者医療制度に自動的に移される65歳以上の重度障害者も大変な不安が広がっております。 高齢者は、今志免町の中でも、私たちは焼け野が原の日本を必死で働いて復興させた世代である。後期高齢者医療制度を知ったとき、私たちは今、町や国から見捨てられようとしている。町長、75歳以上の3,292名の高齢者のこの声をどのように受けとめてあるでしょうか。まず、お尋ねをいたします。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) この医療制度改革につきましては、初日の町政諸般の報告の中でもつぶさに述べたつもりでございます。また、御質問にもお答えをしてきたところでありますので、そのあたりを御理解を賜りたいと思います。 なぜこのような医療制度改革が行われることになったかとの背景については、今も述べましたように、少子・高齢化あるいは今からの医療制度を支えていく世代が非常に少なくなってきた、そしてまた高齢者の割合が非常に多くなってきた、そのような社会の状況にかんがみると、持続可能なる安定した医療制度というそういう観点から制度改革をしなければ、将来の高齢者の医療制度が破綻してしまうと、そのような観点から制度改革がなされたと思います。いろいろ高齢者の中には問題が新たに発生してきたと思います。しかしながら、そうでもしなければ、先ほども申し上げましたように、将来の高齢者の医療制度が破綻してしまうのじゃないかと、そのようなことから制度改革がなされたと私は理解をいたしております。そのようなことで、いろいろ課題もあるかもしれませんけれども、高齢者だけが負担をするのじゃなくて、国、県あるいは現役の世代の方々もこの制度をしっかり支えるわけでございますので、そのあたりの御理解を賜りたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) この医療費が大変、少子・高齢化と言われますが、日本の医療費は今でも非常に世界から比べると低過ぎると。OECDの経済協力開発機構の比較可能な上位10カ国、この医療費は平均で約10.8%であります。日本は8%。日本のGDP498兆円から見ますと、10兆円以上を追加してもやっと先進国に並ぶことなんです。それほど国民にしわ寄せや負担が押し寄せてきてる。こういう角度から見ないと、政府の言うとおりにやってますと、負担は当たり前ではないかというふうにならざるを得ないのではないかと思うんです。 具体的に聞きますが、御主人が75歳以上になると、扶養家族だった奥さんも国保料を取られる。二重の負担増になって非常に困るんだと。90歳、100歳のお年寄りや要介護認定者も保険料を払えというのは余りにもひど過ぎるじゃないですか。わずかな年金だけで生きてるお年寄りから介護保険料と新しい保険料が天引きされたら、どうやって生活したらいいのか。年寄りは早く死ねということなのか。住民の声は蔓延しておりますよ。こうした方々にもどうやって生活をしていくのか、町は明確に示すべきじゃないですか。どうでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) これは、私ども町の方で具体的な方策を示せるというような問題ではないと思います。昨年の6月に国会で決議をされたことであります。そのことを受けて、今私ども自治体の方にその対応がなされる。まして、いわんや4月1日からその制度が施行されるというところまで来ております。これは、スウェーデンに私は視察に行ったことがあるんですが、高齢者の医療費等はもうほとんど個人負担等はないような、そういう状況でありました。なぜなのか。非常に消費税が高いといいましょうか、みんなでその費用を分担をしておると、そういうな背景もありました。だれがどう負担していくのかという現状の中で、私は最善の方策がとられているんではないかというように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) トヨタ自動車は3兆円から世界一の利益を上げてますよ。これ、法人税払わんですよ。応分の負担、せめてヨーロッパ並み、中小企業並みの法人税を払うだけでも、お年寄りにこういう迷惑かけんでもいいわけですよ。政府や国の言ったこと、そのものをうのみにすれば、先ほどから言いますように過酷な住民負担になるんです。税全体のことを考えれば、お年寄りが後期高齢者の広域連合のことだと言われるけども、住民の安全と福祉を守るのは、町長、あなたの仕事じゃないですか。これをまるで人ごとみたいに言われるが、この町民の、この後期高齢者の今町民の声があなたには聞こえんですか。どうです。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 私も後期高齢者とはいきませんけども、高齢者の割合の中に入る年を迎えました。いよいよ後期高齢者の域に入ってきます。そのようなことを考えますと、もちろん今の高齢者の皆さん方の悲鳴もわかります。私にも届きます。しかし、先ほどから申し上げますように、国あるいは県でそういう法律が定められ、そのような方向に行くということでございますので、単町で対応できることではないというように私は思っております。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) ですから、わずかの年金の1万5,000円しかもらってない人から3割も介護保険と後期高齢者の医療をしたら、どうして生活したらいいのかって住民悩んでますよ。広域連合の責任じゃなくて、こういう住民の方々の生活や安全や福祉や財産をどう守るのかって、町長の仕事じゃないですか。しかし、今度の後期高齢者の中でも、いずれは死ぬのだから別枠の制度に囲い込んで医療を抑制するとともに、療養病床の大幅削減と期を一にして終末期の高齢者を病院から追い出す。療養費を削減する。余りにも卑劣な高齢者いじめに私はなってると思うんですが、町長はそうは思いませんか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 療養病床が思ったよりも減少してくる。例えば、現在ある30万床を15万床ぐらいにしようというのが、そのようないろんな皆さん方の御要望によって20万床ぐらいにとどめられたということは存じております。そのようなこと等考え合わせますと、先ほどから申し上げますが、私どもでいかんともしがたいところでありまして、気持ちは十分理解できますけれども、いかんともしがたいところでございますので、御理解を賜りたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) じゃあ、志免町はこうした非常に医療、病院からの追い出し、生活に困窮して困ってる人たちは面倒見らないと。地方自治法の本旨が全く生かされてないじゃないですか。住民の安全と福祉を守るのは志免町の仕事じゃないですか。前半に後期高齢者の保険料の値上げの問題を質問しましたけど、把握してないということでありましたが、今後さらに保険料の引き上げのそういう仕組みになっておりますが、際限なく負担増をしいたげられることになるわけですが、今現在も引き上げになるという認識はお持ちじゃないわけですね。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 後期高齢者の保険料の引き上げ、そしてそれ自体がどういうふうに上がっていくかというような概要の御質問だと思っております。それで、現在この後期高齢者の医療財源をどうして確保するのかということをまず最初に御報告したいと思っております。 まず、医療費の50%は、国が4、そして県が1、市町村が1でございます。そして、残りの50%のうち40%が、後期高齢者支援金という形で国民健康保険に加入されている方、そしてまた政府管掌保険に加入されている方、それとかいろんな健康保険に入っておられる方が、若人の方たちがその40%を支援する仕組みになっておる。そして、またその10%が個人で負担されていくということでございますが、今末藤議員の御質問では、その10%が際限なくふえていくというようなことをちょっと言われておりますけども、先ほど町長申し上げましたように、今の人口構造を考えてみてください。これから高齢者がふえてくるわけです。そしてまた、それを支える若人の人たちが少なくなってくるわけでございます。そうした場合、この今40%と10%の割合を何らかの形で確保していかなければならないということで、その問題等が出てくるわけです。それで、国の方では、この10%の負担割合を今20年で10%をしておりますけども、平成27年度では10.8%という概算の数字を出しているところでございます。あと詳細につきましては、私自体も承知いたしておりません。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 当議会の冒頭に町長の所信表明の中でこの保険料の引き上げ、これがもう2008年、2015年、25年、35年と、55年まで18.4%の引き上げになる。これは、町長も先ほどおっしゃってましたように06年の医療改革の中でこの件はもううたってあるんですよ。あなたの手元にあるかどうかは知りませんが、値上げの一つには、医療費の増加による値上げが一つあります。これは、患者の増加や医療技術の進歩などによって医療給付費は今後もふえる見込みでありますが、その1割を75歳以上の保険料で賄う設定にしているため、給付費がふえれば保険料もふえる仕組みになっている、これが一つ。もう一つは、さらに75歳以上の人、人口がふえると、保険料を引き上げる仕組みにもなっている。高齢化の進行に応じて75歳以上の保険料の割合を当初の1割から12%、15%などと引き上げるものであります。このことは、厚労省は2006年、75歳以上の負担率が15年度には10.8%になる試算を出している。このことがもう明記されてるんです。この値上げが一体幾らに志免町の場合引き上げられるのかと。これを当然今言われる2つの底なしの負担増が決められとるわけですから、これがおわかりになっとれば当然計算すればできるわけですから。これを知らないというのはおかしな話じゃないでしょうか。わからなければ、県や厚労省にお聞きになったらどうですか。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 先ほど私申し上げましたように、平成27年度では一応10.8%が予想されるということで答弁させていただいたわけですが、その過程の中で志免町自体どういうふうな率になっていくかということ自体は、これは広域連合が決めることでございまして、また広域連合に私も町政報告の中で末藤議員が言われていた件についてちょっと聞きましたところ、まだそういうふうなことは出してないということで聞いております。 それで、この料金の問題等につきましては、広域連合条例の第8条の中においても2年間は今現在の率でいくということになっております。ですから、2年ごとに見直しが行われるということで、また20、21、今度は22年度に高齢者の人口、そしてまた使われた医療費、そういうふうなものを全部プールいたしまして、どれだけの利用率、利用料金に設定したらいいかというものが決められるんではないかなというふうに承知いたしております。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) これは2年ごとの改定のたびに値上げされる仕組みができてるじゃないですか。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 厚労省が出した数値というのは、一応27年度では1人当たりの後期高齢者保険料が今の10%から10.8%になるであろうというふうに試算をしているわけでございまして、これからの福岡県でしたら福岡県広域連合の方が福岡県内の老人医療費の利用、そういうふうな額、そういうふうなものを実際に計算を出しまして医療費を算出するようになってます。ですから、その老人医療費が、もしかしたら老人医療費が下がるならば、当然そういうふうなものも、所得割率とかそういうふうなものの率は下がるようになるんではないかなというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) この後期高齢者の医療内容の診療報酬の改定が決まりましたけど、75歳以上の診療報酬のこの4項目についてはどういう内容でしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 通告にない部分もありますけども、もしわかるならお答えください。わからなければわからないと明確に答えてください。 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) わかりません。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 75歳以上の診療報酬、これは厚労省が決めましたよね。診療報酬は外来、それから入院、在宅、終末期のすべての分野で74歳、75歳の区別をすると、項目が盛り込まれてるじゃないですか。4月1日からこの件は実施されるんですよ、あと2週間もすれば。わからない、知らないでは済まんでしょうが。来年の4月から実施されるならそれでいいですよ。4月1日から実施でしょうが、この診療報酬の改定は。これもまた広域連合のことですか。志免町は一切そんなことは知らないということなんですかね。 それと、後期高齢者の診療料、これは定額制になってますが、包括の定額制ですけど、これは幾らになっておるんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 診療報酬自体は私ども自体も承知はいたしてないわけです。それで、定額制になっているということ自体も、県の方からどういうふうに診療点数がなってるかということ自体の通知とかはうちの方には、市町村には知らされておられないというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) これは医療改革の中にうたっているじゃないですか。これ、2年前決まってますよ、このことは。それで、後期高齢者診療料が月6,000円、患者負担は1割から3割に新たに設けるようになりました。その中には、糖尿病、高脂血症、高血圧、認知症などの慢性疾患を抱える75歳以上のお年寄りを継続的、計画的に診察する開業医主治医に対する報酬だと。月6,000円と決められとるんですよ。この報酬が手当てされるのは患者1人につき1医療機関のみと限定されてる。厚生労働省は、主治医以外にかかってもいいと説明しておりますが、しかし多くの病気を抱える75歳以上の患者の担当医を1人に限ることで複数の医療機関を受診することを制限しようとするものであると。また、後期高齢者診療料、これは検査、画像診断、処置、医学管理料すべて含んで、先ほど言う定額制の6,000円が原則になってると。それ以上オーバーした分は、病院が持つか、本人負担かということに改善されてくる。こういうことも把握されてないんですか。4月1日からこれは実施されるんですよ。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) はい。 ○議長(古庄信一郎君) 定額制の部分も含めて、常識的に知っておかなきゃいけれない部分もあると思います。しかし、通告の中でなかなかそこまできょうは予習なりやっていない部分もありますけれども、そういったものをお伺いなされてどういうところをひとつ質問として追求されていくのか、そのあたりをひとつ御判断いただいて御質問いただければと思いますので。答えの方は、もうそこのところでわからないんならばわからないというふうに言ってください。 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) 定額制という問題等につきましては、包括払い制度の中でそういうふうな、4月1日から定額制に動いていくということ自体は存じ上げております。ただ、この包括払い制というもの自体が、お年寄りですからいろんな合併症なり緊急を要するような病気とか出てくると思います。そういうふうな場合は、それに応じた形での処置をしていき、またそういうな支払い等を行っていくというふうに国の方では、厚労省の方ではそういうふうに書いておるところでございます。そういうふうな面では、定額制自体を引いたということ自体は、今お年寄りなり、今の病院等の使われ方がサロン化しているというような状態を何らかの形で解消する方策で定額制なり等を導入していっているということで、これは日本だけじゃあございませんで、ほかの諸外国、ヨーロッパ、アメリカ等についてもそういうふうな医療制度をしているということで聞いておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) それから、後期高齢者終末期相談支援料、これは幾らに支払われるんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 児嶋住民課長。 ◎住民課長(児嶋賢始君) その面につきましては、何も県の方から通知が来ておりませんので、知りません。 以上でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 町長、これは4月1日からもう実施されるんですよ。今お聞きのとおり、何もわかってないですよ。こういうふうな状況で、6,000名からの人たちの後期高齢者の人たちの福祉や命が守れると思うんですか。来年の4月ならいいですよ、今から勉強していただいて。あと2週間もすれば、これは実施ですよ。こんな状態で、あなた、できますか、大体。少なくともそのくらいのことぐらい私はすべきじゃないかなと思うんですけど、余りもずさん過ぎりゃせんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 言いわけをするわけではございませんけれども、通告にそのようなことを明記していただいておれば、ちゃんと調べてこの場で申し述べることができると思います。そういうことはわかるとは思うんですが、この場で申し上げるということは非常に難しいという状況でございます。 それからもう一点、この保険料の決定とか医療給付、あるいは資格管理などというのは、広域連合の役割でございます。私ども市町村の役割というのは、申請や届け出の受け付け、保険証などの引き渡し、保険料徴収などということになっておるわけでございまして、そのような関係から、議会の方からも広域連合には出ていただいておるわけでございまして、その中でいろんなことが決定をなされておるというように思います。先ほどからのいろんなやりとりの中でも、私どもがどうこうできるものではありません。これは、全国それぞれの各都道府県が主体となって広域連合でやるということも、これも決まっておるわけでございます。その中で、広域連合の中でこのような議論はなされて決定がなされておる、あるいは地域のことについても決定がなされておるわけでございますので、そのあたりをどうぞ御理解を賜りたい、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 議長の方からもう一度申し上げておきますけれども、通告になくても行政としてこの程度のことについては理解を示しておくべきだということについては、質問に対して答えていただきたいと思います。しかし、今、記憶にない、もしくはそういう知識がなければないという形でおっしゃっていただいて構いません。ただし、それを知ってるか知っていないかということで志免町にとってどうなっていくのかということについては、ぜひひとつ質問をされる方の方も御判断をしていただいて質問をしていただきたいと。知ってるか知っていないかという議論をやっていきますと時間のむだになりますので、ぜひ建設的に議論を展開をしていただきたいというふうに思います。 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 町長は広域って言われますけど、困るのは志免町民のお年寄りの人なんですよ。福岡県の人じゃないんで、志免町の高齢者の人が実際に困られるんですよ。通告がないって言ってますけど、後期高齢、終末期医療対策及び療養病床削減、書いてるじゃないですか。この中のこういうふうな値段が限定されてくると。 もう一つ、後期高齢者退院調整加算。退院困難な要因のある高齢者に退院支援計画をつくらなければならない。要するに看取りの場合は、もうあなたは余命半年ですよっちゅうったら、3カ月間は家庭でやりなさいって、家に帰ってやりなさいと。この計画を医者と一緒にやるんですよ。これ、4月から始まるんですよ、この制度は。 さらに、先ほども言ってありましたように、高齢者が長期入院する療養病床、これは12年3月までに23万床減らす。志免町民のお年寄りの人が行き所がないんですよ、減らされたら。この対策をとるのは広域じゃなくて、志免町じゃないですか。志免町のお年寄りの方が困られるんでしょ。この対策を講じるのは志免町の役目じゃないですか。これも広域と言われるんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 藤福祉課長。 ◎福祉課長(藤龍己君) 療養病床の転換または削減、いわゆる再編成のことを今質問してあるようです。それで、この療養病床の転換、再編成につきましては、現在国では医療の療養病床が25万床、これ平成18年度の現在ですが、でありまして、また介護保険を使うのが12万床あります。これを5カ年後に医療療養病床を約15万床にし、老人保健施設等を22万床にするという国の一定の目標があります。これは医療制度改革に基づいたものですけども、これを受けまして県が第1期の医療費適正化計画を定めまして、それをまた受けて平成19年度に策定します。これも県が策定するんですが、医療地域ケア体制整備構想というものをつくるようになっております。その中で、具体的な療養病床の転換推進計画を盛り込むようになっております。いわゆる県が主体的に行う事業でございます。最近、その県の地域ケア体制整備構想というのが、案が出ております。この内容につきましては、現在の医療の療養病床が1万7,258床あります。これを、24年度末までに1万5,550床にすると。そして、介護療養病床は6,844を8,552にするという計画を持っております。この計画を立てるに当たりましては、療養病床に入院してある全患者を対象として独自に実態調査をして得られた高齢者の状態像に基づいて設定をしておるところです。 今申し上げました福岡県の療養病床は、改正前と改正後は2万4,102床となっておりますので、この再編によって入院されてある方が追い出しにつながるということは考えられないというふうに考えております。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 厚生省は、後期高齢者医療制度導入などの異常制度改悪をなぜ進めたかということについては、75歳以上のお年寄りに係る医療費を15年度には2兆円、25年度には5兆円削減するんだと、そのためにお年寄りの病院からの追い出しが始まるんだと、それには治療の長期化、複数疾患への罹患が見られる、多くの高齢者に認知症の問題が見られる、ここにはどうせ長くない命だろうから手間もお金もかけないという、こういうねらいのもとに厚生省は今度の後期高齢医療を導入したんですよ。何遍も言いますが、これに一番困るのは志免町民のお年寄りの方なんですよ。これに手を打たない、考えもしない、内容もわからないと。4月1日からこれ実施されるんですよ。もう少し真剣に住民の目線で政治を行われると言われる割には、余りにもお粗末過ぎるんじゃないかなと思うんです。 それから、森林税の問題ですが、森林環境税がいよいよ導入されるわけですが、私は荒廃している森林2万9,000ヘクタール、放置すれば公益的機能が低下するというふうなことで言われておりますが、森林を守る公益性を強調するのであれば、今回は個人負担でなくて県の一般会計の予算から出すべきだろうと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) だれの責任かという問いであろうというふうに思います。森林がここまで荒廃をした、そのことに対しての税金を取るのではなくて、それはその対象者が責任をとるべきではないかというようなお尋ねであろうかと思いますが、福岡県の森林面積というのは3分の2が人工林、つまり杉とかヒノキとかというような植林をされたものであるというように思います。そういう中にありまして、木材価格が御存じのように非常に低迷をいたしております。そのようなことから林業者が減少し、また高齢化も進んでおる。そのようなことから、非常に林業が不振になって、言うならば放置したというか、長期間手入れもなされないような状況で荒廃をした森林の状況になっております。しかしながら、森林の恵みというのは私どもが受けておるわけでございますが、まずは地球温暖化、二酸化炭素を吸収をするという役割、それから災害を防止する、水源の涵養も含めましてそういう保水機能あるいは土砂の流出を防ぐというような、いろんな役割がございます。そういう中で、荒廃したこのような森林を再生させようという動きが始まりました。また、そうしなければならないというふうに思います。そのように森林の機能が低下して、言うならば私たちの生活にもう直接影響を与えるというところまで来ておるということから、社会全体で森林を守り育てると、そのようなことから税金を設定をすると、そのような発想であると思いますので、私はその恩恵に浴しているものが今後の森林を保全するために、そしてその機能に期待をするために、その恩恵を享受するために、それは私どもで負担をしていかなきゃならないというように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 森林の荒廃を許したのは、外材を入れて林業が成り立たないようにしたのは国や県じゃないですか。これを環境が悪くなったからって、環境税を県民に、町民に払えというのは、自分たちがまず反省をした上に立ってからじゃないですか。この13億円の、志免町で言うたら1万7,500人の人が対象になると思うんですけど、こういう方々のこの13億円の使い道、これはどういう形に地球温暖化と植林の比率は、この3年間でどうされようとするんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) わからないならわからないで、考える必要ないんですよ。堂々と答えなさい。 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) ちょっと今の御質問の答え、持っておりませんので、申しわけございません。 ○議長(古庄信一郎君) 丸山地域整備課長。 ◎地域整備課長(丸山孝雄君) 森林税の使い道ということで私たちに説明を受けておりますのは、まず荒廃林の再生事業、それから県民参加の森づくり事業、こういうふうに大別したら2つ分けられると思います。それで、森林の整備ということで、間伐、対象は杉とヒノキなんですけども、そこの枝落としとか、荒れ果てていたところは広葉樹を植えて水の涵養に当たる、そういったことで、国有林とか県有林は国、県が保全します。ただ、あと個人の山について町村と契約して維持に当たるというふうなことになろうかと思います。ただ、個人と契約する場合は、またそれなりの条件がついてくるようです。といいますのは、例えば15年間売られないとか、そういった条件がついてきます。そういったことで、単年度に13億円使われるのかという説明はまだあっておりませんけれども、荒廃林の再生事業と県民参加の森づくり事業ということに使われることになろうかと思います。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 先ほどの医療問題でも、数値目標を出しなさいと言っているのに、県の都合の悪くなったときには数値目標を一つも出そうとしない。13億円の使い道もわからない。 それでもう一つ、資本金50億円以上超える事業からはわずか4万円、50億円以下の資本金のとこが2万7,000円、我々は500円を差っ引かれる。石炭、火力発電所、製鉄所、石油精製所、製紙、セメント化学、温暖化効果ガスの排出が大きい180の事業所、これ51%が排出をしている、こういうところに負担を求めずに県民の我々にどうして求めるんですか。 ○議長(古庄信一郎君) 答えようがないんでしょう。答えようがないという答えを言ってください、黙らんと。言っていただいていいですよ。しっかり言ってくださいよ。 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) この森林税につきましては、県当局で十分検討された上でのこの税制度ができ上がったものでありまして、私どもで説明する資料、情報を持ち合わせておりませんので、御容赦いただきたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) いや、持ち合わせてないっちゅうっても、町民の1万7,500人の方々から500円徴収するんでしょ。その説明をやってるんじゃないですか。どうなんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員、もう一点伺いますけど、その金額的なものについては、10億円から50億円とか、そういう金額のものについては、もうホームページでも県の資料でもわかると思うんですよね。ただ、それに対してそういう金額を決定したということのプロセスなりそういうところは答えられる内容のものかなというところは少しあろうかと思いますけれども、そこをやっぱり答えさせますか。もう答えはわからないとしかないとは思いますけども、いかがですか。 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 500円の根拠は何でしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。
    ◎副町長(吉原清光君) 申しわけありません。わかりません。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) わからないで、町民の1万7,500人の人から500円徴収するんですか。説明責任がなってないじゃないですか。 ○議長(古庄信一郎君) 吉原副町長。 ◎副町長(吉原清光君) この場で何度聞かれても情報を持ちませんので、今後住民に説明できるような課税根拠、積算根拠、そういったものが取り寄せられるならば、県が説明できるならば、それは当然聴取して説明資料としたいと思います。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 地球温暖化の対策推進法ができまして、市町村にCO2の削減目標が義務づけられましたが、志免町はどのくらいでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) 済みません、ちょっと確認させてください。今御質問いただいてるのは、質問をいただいている分の3番のことをお尋ねでございましょうか。 ○議長(古庄信一郎君) もう一回言いますよ。質問通告にそれがあるのかないのかわかりませんが、CO2削減の志免町の数値目標を聞かれております。 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) お尋ねの分は、地域推進計画のところの志免町の数値目標ということでお答えしたいと思いますが、これは地球温暖化対策の推進に関します法律の第20条の第2項に基づく地域推進計画の策定だろうと思いますが、それについては策定をいたしておりませんので、数値目標はございません。ただ、この計画の中の目標達成計画では、地方公共団体に期待される基本的な役割として3つが定められております。 まず1つ目が、地域の特性に応じました対策の実施、これは公共交通機関とか自転車の利用促進やバイオマスエネルギー等の新エネルギーの導入などの対策に取り組むものでございます。 2つ目が、率先した取り組みの実施、これは法律に基づき地方公共団体の事務及び事業に関し、実施計画を策定するものでございます。 3つ目が、地域住民への情報の提供とか活動の推進、これは協議会等が組織されてある場合には、その活用を図りながら情報提供等に努めるものとなっておるわけでございます。 先ほど申し上げましたこの2つ目の実行計画というのがございますが、これは平成18年度に策定をいたしておりまして、公共施設の省エネプランでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 質問者はその次のことを、あなたが今おっしゃってるところを聞く可能性もあるわけですから、聞かれてることだけ答えてください。 ◎生活環境課長(二宮克美君) はい。17年度の実績を基準にしまして、19年度から5年間で10%の二酸化炭素を削減するものというふうに決めております。そして、これを公表する予定にいたしております。 以上です。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) その10%を目標に地域推進計画の中で策定が義務づけられとるわけですが、この10%の削減目標をするためには具体的に町全体を挙げてどういうふうな運動を広げたらいいとお考えになっとるんでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) ここで、先ほど申し上げました実行計画と申し上げますのは、役場全体、役場の中には公共施設等が、志免町役場とか庁舎とか出先の保育園、学校等がありますが、それを1つずつとして、そこでの数値目標を掲げて、それを住民の方に削減目標をこういうことを達成してるっていうことを公表するということでございまして、前段で申されておりますことの数値目標については設定をしてないということでございます。 具体的に申し上げますと、庁舎等公共施設で使います電気、ガス、灯油、軽油、それぞれあります、そういったものとか、施設で使っております、施設内で使います紙とかそういったものの削減ということで、トータルで10%削減というのを目指してるわけでございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) じゃあ、具体的に今言われてたことを広報か何かで出して住民に知らせるということですか。 二宮生活環境課長。 ◎生活環境課長(二宮克美君) こういったことを役場の方では削減していった結果を広報等を通じましてこういうふうに削減したということで町民の方に啓発する計画でございます。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員、あと3分です。 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 時間がありませんので、京都議定書でいよいよ8年度から数値目標が出されて、さきのダボス会議では、アメリカ、カナダ、日本、この数値目標を妨害すると非常に世界からひんしゅくを買うというふうな状況が生まれて、待ったなしの京都議定書実施段階に入ったのではないかというふうに思います。それで、今回の原発のことをなぜ言うかといいますと、中越地震のM6.8があったときに、東京電力の柏崎刈羽原発、これが非常に今までの原発の安全神話が崩れ去ったということから、先般警固断層のマグマが恐らく最高に達してるんじゃないかという形で学者が発表しておりましたが、これ、いつ地震が来てもおかしくないと。もし玄海原子力発電所にこの中越地震並みの地震が起きたときに、まず最初に引き潮が来るわけですが、この引き潮が約10分間程度取水ができなくなる。そうすると、原子力発電所が空だきをする。これ、打ち上げたとき志免町に2時間で飛んできます、死の灰が。伊方原発から6時間半で飛んできます。こうした地震は現実を帯びてるんです。対策をとれとは言いませんが、これくらいの防備があってもいいのではないかと私は思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(古庄信一郎君) 南里町長。 ◎町長(南里辰己君) 原子力発電というのは、エネルギーを安定的に確保する上でも、また地球温暖化の防止にも重要な役割を果たしているというように思います。そこで、近くにあります玄海原発がもし地震等で事故が起きたときに私どもにその影響が起きるのではないか、したがってそれに対する対応、対策は何か考えておるかと言われましても、じゃあ町を覆うようなシェルターをつくるわけにもいきませんし、御提案でもあればお知らせをいただきたいと、そのように思います。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員。 ◆16番(末藤省三君) 詳しくはまたの機会にしますが、いずれにしても警固断層がマグマが最高に達しているということは事実なんです。ここに地震が来ればそういうことが起こり得るんだと、現実のものになってくるんだと、これは先ほど言いましたように新潟中越地震を見たら一目瞭然じゃないかと思います。また次回に渡して、きょうは時間が来ましたので終わります。 ○議長(古庄信一郎君) 末藤議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程を全部終了しました。 本日はこれで散会します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後2時14分...